股間の強烈な痒みはダニが原因かも!刺された時の特徴と対処法は?

 

ダニの種類は少なくとも2万種以上が確認されていおり、その中でも住宅内で見られるのは15種類程度です。室内で発生するダニの大部分はチリダニという種類に分類され、これらは人を刺すことはありません。

でも「ダニに刺された」なんて話を聞くように、人を刺すダニは存在します。それが「ツメダニ類」です。室内ダニの中でも、人を刺すのはこのツメダニ類だけです。

 

ツメダニは、人が寝ている時に股間など肌の柔らかいところを刺します。しかし人を刺すからと言っても、蚊やノミのように人の血が目的というわけではないようです。

 

では、どうして人を刺すのでしょう?

 

【室内ダニの種類と構成比】

 

まずは室内ダニについて簡単にご説明します。一般的に室内ダニ(家屋内固有種)は、家屋内で一生を過ごします。

 

主に畳や絨毯、カーペット、寝具や衣類、ぬいぐるみ、食品など、室内のいたるところに生息しています。

 

室内ダニの種類は次の通りです。

 

ダニの種類と割合
ダニの種類 ダニの割合
チリダニ科(コナヒョウヒダニ・ヤケヒョウヒダニ) 80~90%
イエササラダニ科(イエササラダニ) 10~15%
ツメダニ科(ミナミツメダニ・クワガタツメダニ) 4~5%
コナダニ科(ケナガコナダニ) 1~2%
ニクダニ科(イエニクダニ) 0.5~2%
ホコリダニ科(ナミホコリダニ) 1・5%

 

室内ダニの中でも圧倒的に多いチリダニ類は人を刺しません。
人の角質やフケ、または食品のくずやカビ、昆虫の死骸などをエサにしています。

 

死骸や脱皮殻、糞などをほこりに混ざって吸い込むことで、気管支喘息などアレルギー疾患の原因になるとされています。

 

【ツメダニは間違えて人を刺す?】

 

 

人を刺すツメダニ類は、全体の5%程と意外に少ないです。しかしツメダニは捕食性なので、エサとなるヒョウヒダニやコナダニ、イエササラダニなどが多く発生した場合、それに伴ってツメダニも発生します。ツメダニが多く発生すると、その分人が刺されることも増えそうですよね。

 

ツメダニの主食は、チリダニ類や他の昆虫などの体液です。人を刺すと言っても、「血」を主食としている蚊やノミと大きく異なる点です。

 

ですから蚊やノミのように、吸血を目的に積極的に人を刺しにくるというわけではないんですね。ツメダニが人を刺すのは偶発的だとされています。つまり、たまたま誤って人を刺しちゃった!というわけす。

 

ちょっとおっちょこちょいな感じもしますが、間違って刺された人間の方はたまったものじゃありません。ツメダニに刺された痒みは蚊の刺された場合よりも強く、また長く続くとされているからです。

 

【股間まで?ツメダニ刺されの可能性】

 

蚊よりも強い痒み、という症状はツメダニに刺された時の特徴のひとつではあります。しかしこれだけでツメダニに刺されたと判断することは難しいです。

 

では一体どのようにして、他の虫とダニに刺された場合を見分ければよいのでしょう?

 

刺されてからのタイムラグ

ツメダニに刺された場合の特徴としては、症状が現われるまで時間がかかるということがあります。刺されてから約数時間~2日後に痒みが出るため、刺された時には全く気が付かないことが多いのです。

 

1箇所だけでなく、付近を何箇所も刺す事が多いので、まるで蕁麻疹のように見える事があります。刺された部分のみが腫れることが多く、広範囲に腫れあがることはほとんどありません。1~2日で痒みがおさまることはなく、激しい痒みが1週間ほど続きます

 

肌の柔らかい場所を好む!

刺されやすい場所としては、お腹から股間、脇腹から腕の内側などが多くみられます。ツメダニに刺されるのは大抵寝ている時ですので、布団に接した側が被害を受けることが多いようです。

 

症状が出るのが遅いので、朝起きた時には刺されていることに気が付かない場合がほとんどです。

 

また、肌の柔らかい部分を刺すことが多いため、たとえパジャマを着ていても股間部分も刺されてしまうというわけです。肌が露出していない部分を刺されたら、ツメダニにの可能性を疑ってみましょう。

 

【痒くてもかかないで!刺された時の対処法】

 

ツメダニに刺された特徴をいつくかあげましたが、実際刺されてしまった場合どのように対処すればよいのでしょうか?

 

ダニ刺されが厄介なのは、痒みが非常に強く長引く場合が多いことです。そのためかきむしってしまい、跡が残りやすくなるのです。

 

抵抗力の低いお子さんなどは、細菌感染を起こしかねませんので特に注意が必要ですね。ダニ刺されの可能性が考えられる場合には、皮膚科やアレルギー科などの医療機関を受診することをおすすめします。すぐに病院に行けない、または自宅で様子をみる場合には、刺された部分を流水で洗い流した後に、ステロイド配合の虫刺され用塗り薬を塗りましょう。

 

激しい痒みをともなうダニ刺されを悪化させないためには、とにかくかかないことです。早めに薬を塗るなどして痒みを抑える対処が大切なポイントです。

 

【危険な吸血屋外ダニに要注意】

 

これまで説明してきたツメダニは室内ダニと呼ばれる、その一生を家の中で過ごす種類のダニです。

 

ダニには室内ダニの他に、普段は屋外に生息しながら室内に侵入してきて人に被害を与える屋外ダニ(迷入種)がいます。鳥やネズミ、ペットなどの動物に付着したり、または風などの自然現象などによっても偶然室内に侵入してくるのです。そんな屋外ダニの代表的なものと主な生息場所をあげてみました。

 

  • マダニ類(森林・草むら ペット、人に付着)
  • イエダニ(ネズミに寄生)
  • トリサシダニ(鳥に寄生)
  • ワクモ(鳥に寄生)
  • スズメサシダニ(鳥に寄生)
  • シラミダニ(昆虫に寄生 ワラ床、畳など)
  • ヒゼンダニ(人や動物に寄生)

 

殺人ダニとして有名なマダニは、テレビのニュースなどでその名をご存知の方も多いのではないでしょうか。マダニは死に至る感染症を媒介することもあるため注意が必要です。

 

野鳥にもダニが多く寄生しています。鳩やスズメ、ツバメなど人間の家屋に巣を作る鳥はダニの被害も多いようです。雛が巣立つ5~6月頃、これまで吸血していた雛たちが一斉に巣立つと、ダニたちは巣のある家の人間たちへと吸血の対象を求め始めます。

 

また、ダニは天井裏などからも室内に侵入してくるため非常に厄介です。これらの屋外ダニは、体液をエサにしているツメダニとは異なり、ほとんどが吸血性のダニです。そのため主食の血を求めて、積極的に人を刺しにくるのです。うっかり人を刺してしまうツメダニとは根本的に違うわけです。

 

まとめ

 

ダニに刺されるのは主に夏が中心で、冬から春にかけて被害にあうことはありません。これはツメダニ類が繁殖するのが6月~9月と時期が限られているためです。

 

しかし最近では4~5月、10~11月でも暑い日や暖かい日が多くなってきています。冬でも部屋を常に暖かくしていればダニは繁殖するので、ダニに刺される可能性が無いわけではありません。

 

ダニに刺されないためには、ダニを増やさない予防が大切です。ツメダニは主に布団などから人を刺す場合が多いとされているので、布団乾燥機を使った後に掃除機で吸い取るのも有効です。

 

最近では布団の下にセットしたり貼るだけで、簡単にダニを退治できるダニ対策商品が多く販売されています。こういった最新グッズの力を借りてダニを予防する対策に取り組んでみるのも良いかもしれませんね。

 

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